定時に帰って、お買い物、習い事、友達と女子会…そんな憧れのアフターライフ。
そのためには、仕事をもっともっと頑張って早く終わらせなくちゃ!
今でもこんなに頑張ってて終わらないのに、そんなの絶対無理…
そう思っていませんか?
定時に帰るために必要なのは、もっと頑張る事ではありません。必要なのは、仕事に関する
コントロール力
なんです!
- 自分
- 周囲の環境
- 仕事
これらをコントロールすれば、定時で帰れるようになれます。
私は以前、激務&残業が多いといわれる業界で新卒入社し、終電直前まで日々働いていました。
ですが入社2年目からは、基本的に定時で帰宅するようになりました。
そのとき同期や先輩たちからも、
「なんでそんなに早く帰れるの?」
と良く聞かれたんです。
なのでここでは、定時退社を実現していた私のノウハウをお伝えします!
目次
まず強く意思を持つ!
夜にはずせない飲み会約束があったり、誕生日だから今日だけは定時で帰る!という日は自然と定時までに仕事が終わるように、テキパキと仕事に取り組めますよね。
まずは、その意思を普段から持ってみましょう!
そうすると午前中に時間に余裕があっても、ダラケずに仕事に取り組めます。
- 家でご飯を作って、7時からのテレビを見よう!
- ●時スタートのジムのレッスンに出よう!
- 疲れがたまっているから、マッサージを6時半に予約して絶対に行こう!
などなど、その日のアフターの楽しみな予定を立てると効果的です。(時間が決まっているとより効果的!)
6時に帰らないと、実現できない→絶対に帰ろう!
と強く意思を持って、自分に緊張感を持たせる事が大事です。
仕事にかかる時間を把握する
定時までにどう仕事をこなしていけばいいのか。
それを把握するために、まずやってほしい事があります。それは、
ということです。
日報やタイムスケジュールなどを普段からつけている方は、それを振り返ってみましょう。
それがない人は、まず1ヶ月、自分の仕事にかかった時間を記録していってください。
簡単でいいんです。綺麗にまとめなくても大丈夫。
メモ帳でも、エクセルでも、アプリでも、手帳でも。すぐにアクセスできるということが大事です。
私はPCのメモ帳ツールに以下のように残していました。
- 朝礼(0.25)
- メールチェック(0.25)
- A案件 各所調整(0.5)
- MTG準備(0.5)
- B案件MTG(1.0)
1時間を1として、かかった時間を記載しています。
自分であとで見返して、これにこんだけかかっていたんだ、と分かればいいんです。
エクセルに9時〜18時まで15分ごとに時間を区切ってそこに入力していくのでもいいと思います。
コツは、1日が終わったらまとめてかくのではなく、
1つ1つの仕事が終わるたびに、書いていきましょう。
PC上で記録する場合はそのメモ帳やエクセルは開きっぱなしか、開きやすいところにファイルを置いておきます。
時間は、15分区切りが望ましいです。
30分区切りですと、メールチェックや、誰かに相談した、など細かな作業が見えなくなってしまいます。
また、15分より細かくなると、細かすぎて整理もできなくなってしまいます。
週次のざっくりとしたスケジュールをたてる
何日か自分の仕事にかかった時間をレコーディングしていくと、およそ、各業務にどれくらい時間がかかるのか分かってきます。
たとえば、
- 朝のメールチェックはスムーズだったら5分でおわるけど返信事項が多いと20分くらいかかる
- A企画プランニングは他部署に調整があるから、1時間くらいかかる
- B関連のmtgはのびることが多いから、1時間の予定だけど1時間15分はかかる
などの感覚です。
そして、これがつかめてきたらそれを元に、週次のスケジュールを立ててみましょう。
ここでのコツは、
- mtgや外出などの時間が不確定で、かつ集中力を使うものが多い日は、合間にあまり集中力がなくてもこなせて時間がブレない単調な作業を入れる。
- 予定があまり入っていなくて余裕がある日は、集中して頭を使う作業や、時間のブレが多い他部署や上長、部下など自分以外の人に関わる仕事を入れる。
ということです。
すると、コントロールしやすいスケジュールになっていきます。
1日の大半は予定外の作業で過ぎてしまうことを認識する
スケジュールを組むときに認識しておきたいことがあります。
よく、
「今日も一日予定通りに進められなかった」
と、特に新入社員が悩んでいるのを聞きます。
予定を見せてもらうと、mtgや作業などが隙間なくびっしり詰め込まれていて、定時までフル稼働の予定になっています。
上述したレコーディングをしていけば気づけると思いますが、仕事時間の大半は
に費やされるものなんです。
よほど単調な箱詰めとか、同じ物をタイピングするとかでない限り、多少なりとも頭を使う仕事であれば、途中途中で想定外の確認や、トラブルなど、発生する事は当たり前です。
むしろ、それに対処していくことが、仕事です。
そしてレコーディングをしいていたことで、そういった
「元々予定していた以外の事」
がどれほどの頻度で、どれほど時間がかかるか、見えてきていると思います。
スケジュールを立てるときに、いかにこの「想定外」の部分をちゃんと把握して、埋め込んでいるか。
それが、実現性の高いスケジュールを立てられるかどうかにかかっているのです。
休憩は必ずとる
よく忙しく夜まで働いている人ほど、ランチに行っていないように思います。
ほんの一瞬の合間に、コンビニで買ってきたパンをかじりながらまたPCに向かって仕事…
そんな風に朝9時から夜9時まで12時間働いたら、集中力は絶対に保てませんよね。
仕事を早く終わらせる重要なポイントは、
です。
物理的に、MTGが一日中埋まっていてランチにいく時間がない、という場合は仕方ありませんが
仕事が終わらなくてランチに行く時間がない
そういう人は、集中力のない状態で、だらだら仕事をしていることが多いのです。
特に、夜残業をしていると頭脳のパフォーマンスは実際のところ半分以下に落ちるのですが、夜に残業して頑張っているという達成感からか、あまりそれに気づけないんです。
パフォーマンス良くこなすためには、区切りを持つ事も大事です。
そのために、できるだけ休憩はしっかりと取りましょう。
自分以外の人に予定通り動いてもらう
自分側でのコントロールとは別に、仕事を早く進める上でのコツがあります。
それは、
です。
他部署やほかの人への調整が必要なことはよくあります。
むしろ仕事はほとんど、一人では完成できないことの方が多いのではないでしょうか。
その際、対応してもらいたいことを、ほかの人へ依頼しますよね。
●日までに、これをやってください、とメールも送ったし、あとはAさんがそれをやってくれるの待ち。
でも、なかなかAさんが対応してくれなくて、私の仕事が進まない…
そんな状況に陥っていませんか?
ほとんどの場合、Aさんが対応してくれないのは Aさんのせいではありません。
のです。
突然他部署のあなたからメールで依頼がきて、
「●日までにやってください」
と言われたら、どうでしょうか?
「なんで私が対応しないといけないのかしら?めんどくさいな…」
と普通思いますよね。
他の人や他部署に依頼する際は、以下の点をしっかりとわかりやすく相手に伝えることが大事です。
- なぜ、その日までに必要なのか
- どれほど重要なのか
- この案件はなぜやるのか(業績のため?上長指示のため?)
- 相手にとって、やることによるメリットは何なのか
依頼方法はメールや電話、直接口頭でするなどいくつかありますが、場合によって使い分ける必要があります。
緊急性が高いときは、直接相手の席まで行ってなぜ緊急に対応しなくてはならないのかを説明し、理解してもらう必要があります。
また、案件が複雑な場合には、電話や口頭で突然言われても、理解できないこともあります。
そういった場合は、メールで概要を分かりやすく送り、その後、口頭や電話で補足説明しながら伝えるとわかりやすくなります。
また、トラブル対応など、マイナス要素のある案件の場合はメールだけで依頼すると失礼です。
できるだけ直接で、お願いしますという気持ちを伝えましょう。
またここで、とても効果的な方法として、先に相手の上司に話を通して
「●●部長にはお話をして、許可をいただいています」
と伝えるというテクニックがあります。
そうすると相手は、自分の上司も認識している案件だと理解するので、重要度高く対応してくれます。
(ちょっとズルい方法なので、どうしてもの案件の時だけ使ってみてくださいね)
定時帰宅のブランディングをする
早く帰る為にとても有効な事があります。
それは、
「この人はいつも仕事を早く終わらせて、早く帰っているな」
と周りに認識してもらうことです。
私も入社当時は、夜遅くまで仕事をしていました。そうすると、どうなるか。
ようになるんです。
一方、早く帰るようになると、周りはみんな
「あの人に確認や案件を依頼するときは、早く依頼しないと、帰ってしまう!」
そう思って、早めに依頼をしたり、対応をしてくれるようになります。
このブランディングは、部署やチームで働いている会社員にとって、とても重要です。
周りの人の意識も、そうやってコントロールをしていくのです。
ただし、負けの日も作る
仕事をしていく上ではどうしても、とある1日や一定の時間帯に予定が集中してしまうことはあります。
そんな時は、仕方ないですから
その日は諦めましょう!
その日は定時退社は負けの日と割り切って、残業を楽しみましょう。
次の日に仕事を早く終えられるよう残業の際に少し余分に仕事をしておくと、明日は早く帰るぞ〜!という気持ちになれます。
最後の砦「気まずくて上司より先に出にくい」を克服する
「周囲が残っていると帰りづらくて…」
よく聞くのが、この言葉。
この気持ちになるのは何故でしょうか?
残業が定着してしまっている社風などももちろんありますが、それよりも大きいのは勤務時間中に、
全力で仕事をしていない
からです。
「今日は時間に余裕があって、なんだか定時に帰れそう。でも、上司はまだ働いていて申し訳ない…」
このように、きまずい気持ちになります。
でも、これまで書いてきた仕事術で勤務時間を有意義に過ごしたあなたは、自信をもって今日一日仕事に取り組んだといえるはずです。
「この勤務時間で、最大のパフォーマンスで仕事に取り組んだ!」
と。そうすれば、堂々と定時に帰ることができるでしょう。周りも、
「あの人は時間内にしっかりと仕事を終えて自分のコントロールが出来ている人だ」
と認識するようになります。
そうすれば、この定時帰りのサイクルをうまく回していけるようになります。
頑張りではなくやり方で変えられる
以上が、私自身が新卒の1年目で終電が入りが続き体調も悪くなってしまい、そこからライフワークスタイルを変えたくて取り組んでいった内容です。
どうしても毎日残業をしてしまって悩んでいる…でももっと早く仕事を終わらせて自分の時間が欲しい!
そんな方は、是非この定時に帰る9個の方法、試してみてもらえたら嬉しいです。
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